地方カメラマンのなんでもあり~の日記です。


by st-nature

レンズ偏芯テスト

Canon EOS 5D MarkⅡを導入したので、遅ればせながらレンズの偏芯テストを行いました。なぜこんなことをするのかと言うと、今までにレンズの芯が狂っていて片ボケした経験が何度かあるからです。今までにもカメラが変わるたびに実施してきましたが、画素数が多くなってくるとレンズの粗もだんだん目立ってくるので、その都度行った方がいいのです。ちなみに、、、同じレンズでもEOS40Dでは(ちゃんとテストもして)問題なかったのにEOS50Dになると片ボケして使えない・・・なんてこともありました。画素数が多くなるとそれだけシビアになるのです。

今までに片ボケして調整に出したレンズはCanon EF28-70mm F2.8L USM、EF80-200mm F2.8L、SIGMA12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL /HSMの3本です。私が所有する全てのレンズをテストしてみた結果、今回は偏芯は見られず良好だったのですが、なかには開放での周辺光量落ちがひどいものがありましたので掲載してみました。使用したカメラはCanon EOS 5D MarkⅡ、WB太陽光、絞り開放です。事務所隣の建物外壁を撮影しています。

f0148962_11531611.jpg
Canon EF17-40mm F4.0L USM 17mm 周辺光量落ちはF8まで絞ると概ね良好になりますが、周辺像の甘さはF11まで絞っても残ります。

f0148962_11563571.jpg
Canon EF50mm F1.8Ⅱ 開放での周辺光量落ちはすさまじいものがありますが、F5.6まで絞るとほぼ解消されます。しかしそれでも周辺像の甘さは残り、それを解消するには更にもう一段絞る必要があります。ただしF8以降は僅かずつ回折収差が現れますので被写体によって絞り値を選択しなければなりません。

f0148962_124317.jpg
SIGMA12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL /HSM 12mm このレンズも周辺光量落ちはすさまじいです。これが落ち着くのはF16ですが、それでも光量落ちは残ります。また、周辺画質もF16が最良と思われますが、すでに回折収差で周辺以外では像が甘くなってきていますので、こちらもケースバイケースで絞り値を選択しなければなりません。

f0148962_12111262.jpg
Canon EF80-200mm F2.8L 200mm このレンズは80mm側ではそれほどでもないのですが、200mm側ではかなりひどい結果となっています。まぁこれはかなり設計の古いレンズですので参考程度に。

どの画像も露出アンダーのように見えますが、絞ればちゃんと適正露出になります。それだけ周辺光量落ちがひどいということです。上記4本の中で特筆すべき画質はEF50mm F1.8Ⅱです。F8まで絞ればズームレンズとは一線を画す精細な描写をします。ただし絞らなければ使えないのがつらいところではありますが・・・・。

私が所有する全てのレンズをテストしてみましたが、どれもF8~F11まで絞らなければ使えないという情けない結果でした。もちろん被写体や用途によってはもっと開放近くでも使える場合があるかとは思いますが、周辺画質・周辺光量落ちを考えるとやはり絞らなければなりません。ただやっかいなのは、画像周辺部はF11~F16程度まで絞りたいのに中心部は回折収差で甘くなるのでそこまで絞りたくない・・・、結局画面全体でベストな描写をしてくれる絞り値がないということです。被写体を見極め、どこかで妥協するしかないのです。「キヤノンはカメラはいいけどレンズがね~」という話をよく耳にしますが、まさにそのとうりだと思います。これからの特に広角系レンズには期待したいと思います。(アオリが使えるTS-E17mm F4LTS-E24mm F3.5L II も発表になりましたし。高すぎて買えませんけど・・・。)
[PR]
by st-nature | 2009-02-20 13:18 | カメラ・機材