地方カメラマンのなんでもあり~の日記です。


by st-nature

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コードレスマウス

今どきのコードレスマウスはよくできています。出始めの頃は遅延があったり光学式自体の精度がイマイチだったりしましたが、今回購入したロジクールのV450Nano コードレスレーザーマウスは全く問題なく、ビミョ~な動きにもよく追従してくれます。今でも画像処理専用のPCではボール式を使用していますが、このマウスなら問題なく使えそうです。技術の進歩はすごいもんですね。
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レシーバーの出っ張りは6.6mmとのことですが、根本までは入りませんので実際には8mmくらい出っ張っています。マウスパッドは頂き物のガラス製パッドを使用しています。非常に滑りがよくて疲れません。冬は冷たいのが難点ですが・・・。 (^_^;

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裏にはセンサーと電源ボタンと電池室のロック解除ボタンがあります。電池寿命は最大12ヶ月とのことですが、手動で電源をこまめに切ると更に長持ちするようです。

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電池室の蓋を開けるとレシーバーが収納できるようになっています。単三電池2本で動作します。レシーバーを差し込むと自動的に電源が落ちるようになっています。

電池が長持ちするだけあって、マウスを放置すると約10秒でスリープ状態になるようです。スリープから復帰するときには動作がワンテンポ遅れますが通常は問題ありません。サイズが若干小さめなので手の大きい人にはちょっと余るかもしれませんが、私は手が小さいのでしっくりきます。このマウスはモバイル用に購入したものですがデスクトップPCでの常用にもよさそうです。コードレスのメリットはあまり感じないでしょうけど・・・。
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by st-nature | 2009-02-28 00:38 | カメラ・機材

レンズ偏芯テスト

Canon EOS 5D MarkⅡを導入したので、遅ればせながらレンズの偏芯テストを行いました。なぜこんなことをするのかと言うと、今までにレンズの芯が狂っていて片ボケした経験が何度かあるからです。今までにもカメラが変わるたびに実施してきましたが、画素数が多くなってくるとレンズの粗もだんだん目立ってくるので、その都度行った方がいいのです。ちなみに、、、同じレンズでもEOS40Dでは(ちゃんとテストもして)問題なかったのにEOS50Dになると片ボケして使えない・・・なんてこともありました。画素数が多くなるとそれだけシビアになるのです。

今までに片ボケして調整に出したレンズはCanon EF28-70mm F2.8L USM、EF80-200mm F2.8L、SIGMA12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL /HSMの3本です。私が所有する全てのレンズをテストしてみた結果、今回は偏芯は見られず良好だったのですが、なかには開放での周辺光量落ちがひどいものがありましたので掲載してみました。使用したカメラはCanon EOS 5D MarkⅡ、WB太陽光、絞り開放です。事務所隣の建物外壁を撮影しています。

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Canon EF17-40mm F4.0L USM 17mm 周辺光量落ちはF8まで絞ると概ね良好になりますが、周辺像の甘さはF11まで絞っても残ります。

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Canon EF50mm F1.8Ⅱ 開放での周辺光量落ちはすさまじいものがありますが、F5.6まで絞るとほぼ解消されます。しかしそれでも周辺像の甘さは残り、それを解消するには更にもう一段絞る必要があります。ただしF8以降は僅かずつ回折収差が現れますので被写体によって絞り値を選択しなければなりません。

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SIGMA12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL /HSM 12mm このレンズも周辺光量落ちはすさまじいです。これが落ち着くのはF16ですが、それでも光量落ちは残ります。また、周辺画質もF16が最良と思われますが、すでに回折収差で周辺以外では像が甘くなってきていますので、こちらもケースバイケースで絞り値を選択しなければなりません。

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Canon EF80-200mm F2.8L 200mm このレンズは80mm側ではそれほどでもないのですが、200mm側ではかなりひどい結果となっています。まぁこれはかなり設計の古いレンズですので参考程度に。

どの画像も露出アンダーのように見えますが、絞ればちゃんと適正露出になります。それだけ周辺光量落ちがひどいということです。上記4本の中で特筆すべき画質はEF50mm F1.8Ⅱです。F8まで絞ればズームレンズとは一線を画す精細な描写をします。ただし絞らなければ使えないのがつらいところではありますが・・・・。

私が所有する全てのレンズをテストしてみましたが、どれもF8~F11まで絞らなければ使えないという情けない結果でした。もちろん被写体や用途によってはもっと開放近くでも使える場合があるかとは思いますが、周辺画質・周辺光量落ちを考えるとやはり絞らなければなりません。ただやっかいなのは、画像周辺部はF11~F16程度まで絞りたいのに中心部は回折収差で甘くなるのでそこまで絞りたくない・・・、結局画面全体でベストな描写をしてくれる絞り値がないということです。被写体を見極め、どこかで妥協するしかないのです。「キヤノンはカメラはいいけどレンズがね~」という話をよく耳にしますが、まさにそのとうりだと思います。これからの特に広角系レンズには期待したいと思います。(アオリが使えるTS-E17mm F4LTS-E24mm F3.5L II も発表になりましたし。高すぎて買えませんけど・・・。)
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by st-nature | 2009-02-20 13:18 | カメラ・機材

建築イメージ撮影

大手ハウスメーカーの単身者向けマンションのイメージ撮影です。事前の打ち合わせで、「こんな感じで・・・」と見せられた写真はLDKの奥に窓があり、そこから差し込む光と木々の緑で明るくスッキリとしたイメージでした。
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しかしこの部屋の奥には窓がない上、手前からは直射日光が差し込んでいるため、そのまま撮ると奥は暗く落ち込んでしまいます。そこで打ち合わせ時に見せられた写真のイメージに近づけるため、左奥の部屋の外側の壁にストロボ光をバウンスさせ、隣の部屋から明るい光が差し込んでいるイメージとすることにしました。通常竣工写真ではこういった撮り方はせず、直射日光が差し込む時間帯を避けて自然光で撮ることが多いのですが、広告イメージでは積極的にライティングを行い、できる限りクライアント様のイメージに近づけるように努力します。

今回はEOS 5D MarkⅡで撮りましたが、やっぱりフルサイズはいいですね。広角に余裕があるので安心感がありますし、ハイライトが結構粘ってくれるので今回のように直射日光が差し込んでいてもその部分が飛んでしまうことはありませんでした。
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by st-nature | 2009-02-12 00:02 | 写真
下の写真は先日アップした萬翠荘のふもとにある「坂の上の雲ミュージアム」です。この建物は司馬遼太郎の小説 『坂の上の雲』 を軸としたまちづくりの中心を担う施設で、松山市全体を、松山城を中心としたセンターゾーンと、道後温泉など6つのサブセンターゾーン、個別資源としてのサテライトを設定し、同市全体を「屋根のない博物館」に見立てる構想です。(一部Wikipediaより引用) 道路特定財源で建てられ、ワイドショーなどでは非難的な見方をされた建築物でもあります・・・。
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EOS 5D MarkⅡ SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL /HSM 12mm F11 1/60秒 ISO200 AWB RAW DPPで現像しPHOTOSHOP CS3にて色調・コントラスト・歪みを調整

 アオリ
この建物は安藤忠雄氏設計の鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造で、上から見ると三角形をずらして重ねたような形をしています。ファサードに垂直のラインはなく、建物の歪みを4×5カメラのアオリのように補正する場合は周囲の建物を基準にしなければなりません。この写真は目線の高さから撮影しており、4×5で言えばアオリは相当な量です。超広角の12mmで撮影していますので、仮に4×5で撮影できたとしても空の上部分にはくっきりとしたケラレができているはずです。

4×5のアオリは見上げる(ライズ)と画面の上部分のトーンが落ち、見下ろす(フォール)と下部分のトーンが落ちます。建物外観の場合は空のトーンが落ちて有効な場合が多いのですが、引きがなく超広角レンズを使用した場合にはクッキリとしたケラレが生じたり、そこまでいかなくても建物の上三分の一程度が青黒ーくなってしまうことがあります。

また、室内写真ではどちらか片方のトーンが落ちると本来のイメージとは異なった写りになってしまうことがあります。例えば天窓のある吹き抜けを見上げて撮影するような場合、天窓より降り注ぐ光により明るいイメージで撮りたいのですが、4×5でライズを使うと上部分が暗く落ちてしまいます。また、広いリビングなどを見下ろして撮影すると床部分のトーンが落ちてしまいます。画面の「周辺光量落ち」は実は個人的には大好きで、画像処理で意図的に落とすこともよくあります。どことなく味があり、レトロっぽい雰囲気が出るので好きなのですが、こと建築物の室内写真では周辺光量落ちは「いただけない物」だと私は思います。

このように4×5での撮影は実際のイメージとは異なった写り方をする場合がありますが、デジタルではそのような心配はなく、イメージどおりに撮影することができます。ただし欠点もあります。実は上の写真は横位置で撮影しているのですが、歪み補正によって左右がトリミングされ、縦の構図になってしまいました。通常はここまで切れることはありませんが、この例のように大きな建物でなおかつ引きがなく、超広角レンズで撮影しなければならない場合はこのようになってしまいます。ですので、撮影時にはトリミングされること常にを想定しておかなければなりません。(上の作例は左手前に看板があり、それを避けるために相当建物に近づいて撮影しています。超広角レンズを使用し、通常ではあり得ないほどのアオリ補正量ですので、このようになっていますが、通常は横位置の写真が縦になることはありません。)

 ミックス光源
ミックス光に強いのはデジタルカメラの最大の利点です。ネガフィルムでは一部プロ用フィルムの中にミックス光に強いものがありましたが、ポジ(リバーサル)フィルムではそうはいかず、フィルター補正を駆使して撮影しなければなりませんでした。野外撮影でもノーフィルターで撮れるのは晴天順光のみで、逆光や曇天でもフィルターは必需品でした。(建築写真の場合)

また室内においては様々な光源に合わせてフィルター補正しなければならず、同じ室内に種類の違う光源がある場合はその光源ごとにフィルターを入れかえ、多重露光をかけるなどの複雑で高度な技術が必要とされました。特に日中に撮影するときは外光が入ってきますので、補正は更に複雑になります。ですので、フィルム(ポジ)時代は室内撮影は夕方~夜間に撮影することが多くありました。

これがデジタルになって(特に最近のカメラは)何も考えなくても綺麗に写るようになってきました。デジタル初期の頃に多用したマニュアルホワイトバランスも最近ではオートホワイトバランスがメインです。ただし建築写真の場合は必ずRAWモードで撮影します。それは光源の色味や色温度を画質の劣化なしで調節できるからです。上に書きました複雑で高度なフィルター補正がパソコン上でできるのです。しかも撮影は多重露光なしの一発撮りです。

ただ、かつてプリント納品が多かった建築撮影ではネガフィルムで撮影することが多く、その撮影はノーフィルターの一発撮り、色味の調節もラボ任せでしたので、それから思えば少々手間が増えたことになります。しかしラボ任せよりも自分で調整する方が納得のいく色が出せるので断然いいですね。

 ラチチュード
ラチチュードとは1枚の写真で再現できる明暗の階調範囲のことをいいますが、現在のデジタル一眼のラチチュードはポジフィルムと比較するとハイライト側ではほぼ同等、シャドー側ではやや広いようです。それでもネガフィルムとの比較ではまだ狭いのですが、そこは合成でカバーすることができます。例えば、室内から窓を入れて撮影した場合に通常なら窓の外は明るすぎて階調は飛んでしまいますが、デジタルなら窓の外に露出を合わせた画像と合成することで両方の階調を出すことができます。(窓の外を完全に適正露出にすると不自然に見えるので、若干明るめにします)合成というとインチキのようにも聞こえますが、人間の目はよくできていて、室内から窓の外を見ても階調が飛ぶことなくちゃんと見えているのです。私は人間の目で見た感じに近づける合成はインチキではなく、大変有効な手段だと考えています。

 撮影スピード
撮影スピードの速さもデジタル撮影の大きな利点です。つい先日も地元施設の竣工写真を撮影しましたが、朝9時にスタートして外観・内観を80カットあまり撮影し、お昼過ぎには一段落していました。あとは日の廻りを考慮して午後遅めに数カットを残したのみです。このカット数をフィルム(ポジ)で撮影していたらどれだけ時間がかかったことか・・・。ただ、デジタルは後処理(歪みや色味・色温度・コントラスト調整etc)に相当な時間を要するので、トータルで考えればフィルムのほうが仕事離れは速いかもしれません。しかし撮影の間中待たされるクライアント様や施主様の立場になれば撮影は速いに越したことはありません。

 撮影コスト
デジタルカメラはフィルム代、現像代、ポラなどの感材費がかからないので、撮影費を安く抑えることができます。しかしいくらでも安くできるというわけではありません。なぜならデジカメは銀塩カメラらと比較して機材の更新を頻繁に行わなければならないからです。銀塩時代はカメラもレンズも一度買うと相当長い期間使うことができ、ハッセルなどではオーバーホールしながら一生使うこともあったようです。また、銀塩では描写を直接左右するのはレンズだけですが、デジカメはレンズ、ボディ双方の組み合わせで画質に影響してきます。ですので、機材の更新も両方が必要になります。(技術の進歩も早いし) 撮影費を安く押さえようとすると機材の更新ができなくなり、写りもそれなり、、、ということになってしまうのです。

 まとめ
このようにデジタル撮影では多くのメリットがありますが、実はカメラマンは撮影後に膨大な量の画像処理が待っているのです。知らない方も多くいらっしゃると思いますが、カメラマンがパソコンに向かっている時間は撮影時間よりも長い場合が多いのです。カメラマンの多くが睡眠時間を削り、眠たい目をこすりながら画像処理をしていますので、どうかクライアントの皆さん、撮影料を値切らないでください。よろしくお願いします。(^_^; 長文にお付き合いいただきありがとうございました。
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by st-nature | 2009-02-03 12:04 | 写真